ネットの普及がエロ漫画の歴史と深くかかわり合っているという意見もあります。現実にネットがここまで普及していない時代のエロ漫画は、非常にアングラな存在でごく限られたおたくの需要でのみ存在しており、世間的には全く認知されていないという状況が長く続いていたのです。
ですがネットは急速に普及していったことでエロ漫画の読者層が広がり、現在は18禁のメディアとして大きなジャンルを形成するまでにいたりました。コンビニでも当たり前のようにエロ漫画雑誌が販売されていますし、最近では携帯向けに電子ブックとしてエロ漫画は出版社から提供されている状況です。
さらに日本独特の文化である同人文化がこれらのエロ漫画の人気にさらに拍車をかけ、ついには世界的にまで認知されるようになったと言われています。数ある漫画の中でも昔は日影ものの扱いをされていたエロ漫画ですが、今は「萌え」という感覚で洗練されていき、今では一般の漫画やアニメの方がこちらに近づいてきているという状況にもなっています。
昨今人気のあるアニメの中にはこのような方向性のエロアニメの手法をうまく取り込んだ作品が人気を得ており、その性描写は「お色気」「セクシー」といったレベルで留まってはいますが、同じ方向性の作品ということはオタクの眼からすれば簡単に分かります。
これからは今まで以上に1番向け作品とアダルト向け作品との境界線は薄まってくるだろうと言われており、アダルト作品が社会的に認められる可能性が高まっていると期待されています。経済界でも日本の大きな産業の一つとしてアニメや漫画を乗り出そうという動きが活発になる出来ていますが、きっとそこにはアダルト作品もひとまとめに含まれるでしょう。

